Hanoi Giftshow 2026訪問記|ベトナム工芸品とハノイ最終日観光

ハノイ滞在の最終日は、帰国便が翌日の午前1時台だったため、夕方まで観光を楽しめる日程でした。

この日は、旅行中に教えてもらった「Hanoi Giftshow 2026」へ行くことにしました。

当初は予定していなかったイベントですが、ベトナムの伝統工芸品や商品づくりを知る、興味深い機会になりました。

その後は西湖の鎮国寺、文廟、国立美術館などを巡り、ココナッツコーヒーやスパも体験しました。

最後はロッテセンターで夕食をとり、深夜便で関西国際空港へ帰国します。

目次

最終日の朝もデーウー・ホテルで朝食

ハノイ滞在中、毎朝楽しみにしていたのがホテルの朝食です。

オムレツ、フォー、パン、フルーツなど、料理の種類が充実していて、連泊しても飽きませんでした。

最初は宿泊施設の広さと立地を重視して選んだダエハ・サービスアパートメントでしたが、隣接するハノイ・デーウー・ホテルの朝食を利用できたことも大きな魅力でした。

この日はチェックアウトの日なので、荷物を整理して出発します。

帰国便は深夜のため、観光後に荷物を受け取って空港へ向かう段取りです。

em Hanoiでお土産探し

まずはハノイのお土産を探しに、em Hanoiへ。

現地の雑貨や食品など、お土産選びにはいろいろな選択肢があります。

旅行先で買い物をするときには、日本では手に入りにくいものや、その土地ならではのデザインの品を見つけるのが楽しみです。

ただ、今回特に面白かったのは、そのあとに訪れたギフトショーでした。

Hanoi Giftshow 2026は約500ブースの工芸品見本市

今回訪れたのは「Hanoi Giftshow 2026」。

正式には、ハノイ国際手工芸品ギフトフェアと呼ばれるイベントです。

開催期間は2026年10月8日から11日まで。

会場は、ハノイの国家建築・建設計画展示宮殿(Cung Triển lãm Kiến trúc, Quy hoạch xây dựng Quốc gia)でした。

調べてみると、2026年は約500ブースに230の企業・協同組合・工房などが出展していたそうです。

一般的なお土産市とは異なり、ベトナムの工芸品を海外へ紹介し、バイヤーとの商談や輸出につなげる目的もあるイベントです。

観光客向けの市場とは少し違う雰囲気があります。

実際に訪れると、竹や籐のかご、木工品、アクセサリーなど、いろいろな商品が並んでいました。

特に気になったのが、竹や籐を使った商品です。

自然素材を利用しながら、色や形、編み方に工夫があり、見ているだけでも楽しい。

日本の雑貨店で見かけるような洗練されたデザインのものもあれば、いかにもベトナムらしい手作り感のある商品もあります。

今回は、かごやアクセサリーなどを購入しました。

商品によっては直接販売してもらえるものもありますが、商談を目的とした展示会なので、すべての商品がその場で購入できるとは限らないと思います。

気になる品物があれば、出展者に確認する必要があります。

ハノイには多くの伝統工芸村がある

帰国後にギフトショーについて調べてみると、さらに興味深いことが分かりました。

ハノイ市の関係者は、2026年のギフトショーの開会式で、ハノイには約1,350の伝統工芸村があると紹介しています。

陶器、絹織物、竹・籐細工、漆器、木工品など、その種類も多様です。

例えば、陶器のバッチャン村や絹織物のヴァンフック村などは、日本でも知られている産地です。

これらの工芸品は、単に観光客向けのお土産として作られているのではなく、海外市場への輸出も行われています。

また、今回のギフトショーでは、電子商取引やオンラインでの商談支援にも力を入れていたそうです。

伝統工芸というと昔ながらの手作業を思い浮かべますが、販路の開拓にはインターネットも積極的に使われているわけです。

伝統産業とデジタル化が同じ場所で進められているというのは、面白い取り組みだと思います。

参考:ベトナム文化スポーツ観光省・Hanoi Giftshow 2026

ギフトショーは、普通の観光より面白い部分もあった

今回のギフトショーは、ハロン湾のツアーで教えてもらわなければ訪れなかった場所です。

観光地としての知名度は高くありませんが、実際に見てみるとベトナムのものづくりの豊かさを感じることができました。

日本で販売されている雑貨やインテリア用品の中にも、こうしたベトナムの工房で作られた商品があるのだろうと思います。

観光旅行では名所旧跡を巡ることが中心になりがちですが、工芸品の展示会を訪れることで、別の角度からその国を見ることができました。

一般の観光地を巡るだけでは気付かなかったことです。

西湖へ移動。鎮国寺はハノイ最古の寺院

ギフトショーのあとはGrabで西湖方面へ向かいました。

訪れたのは鎮国寺です。

湖のそばに建つ赤い仏塔が印象的な寺院です。

ハノイ中心部のバイクが行き交う道路とは違い、西湖の周辺には少し落ち着いた雰囲気があります。

鎮国寺はハノイ最古の仏教寺院として知られ、その起源は6世紀に遡るとされています。

興味深いのは、最初から現在の場所に建てられたわけではないことです。

もともとは紅河沿いにありましたが、川の侵食を避けるため、17世紀に西湖の小島へ移されたと伝えられています。

つまり、寺院が創建された歴史と、現在の場所での歴史は異なります。

こうした背景を知ると、建物を見るだけでは分からない面白さがあります。

鎮国寺では、湖畔の景色と歴史的な建築の両方を楽しめました。

西湖周辺ではフォーにもいろいろな食べ方がある

ハノイではフォーというと、温かいスープに米麺が入った料理を思い浮かべます。

しかし、現地の飲食店を調べると、フォーには別の食べ方もあります。

例えば、フォークオンは、米粉の薄い生地で肉や野菜を巻いた料理。

フォー・サオは、米麺を肉や野菜と一緒に炒めた焼きフォーです。

さらに、米麺を揚げた料理などもあり、同じフォーという名前でも調理方法はさまざまです。

西湖周辺には、こうした料理で知られる店もあります。

旅行中はついフォーのスープ麺ばかり選びがちでしたが、次に訪れる際には別の食べ方も試してみたいと思いました。

ベトナム料理は、知れば知るほど種類が豊富です。

文廟はベトナム最初の大学にゆかりのある場所

続いて訪れたのは文廟です。

文廟は1070年に建立され、孔子を祀る施設として知られています。

1076年には国子監が設けられ、ベトナム最初の大学とされる教育機関になりました。

ベトナムの教育や学問の歴史を象徴する場所です。

約1,000年前に、すでにこうした教育施設が設けられていたことには驚きます。

ベトナムといえば近現代の戦争や経済発展の話を耳にすることが多いですが、学問や教育にも非常に長い歴史があります。

敷地内には歴史ある建物や庭園が残っており、ゆっくり歩きながら見学できます。

前々日にタンロン皇城を訪れ、その後ホアルー古都を見て、最後に文廟を訪れたことで、ベトナムの王朝や文化の歴史が少しずつつながってきました。

ベトナム国立美術館で仏教美術に触れる

文廟のあとには、ベトナム国立美術館も見学しました。

館内には仏教美術や伝統工芸、近現代の美術作品などが展示されています。

歴史的建造物を見るのとは異なり、美術館ではその時代の人々が何を美しいと感じ、どのような技術を発展させてきたのかを考えることができます。

今回はタンロン皇城やホアルー古都など、歴史的な場所をいくつも訪れました。

そうした場所を見学したあとで美術館へ行くと、作品の背景にある文化も少し理解しやすくなります。

観光ツアーだけでなく、美術館や博物館にも時間を取る価値があると感じました。

Cộng Cà Phêのココナッツコーヒーがおいしい

観光の途中で立ち寄ったのが「Cộng Cà Phê(コンカフェ)」です。

ハロン湾ツアーで教えてもらったお店です。

お目当てはココナッツコーヒー。

これは、コーヒーにココナッツの風味と甘さを組み合わせた、ベトナムらしい飲み物です。

実際に飲んでみると、これがおいしい。

コーヒーの苦みとココナッツの甘さがよく合い、暑い日の休憩にもぴったりでした。

ベトナムではコーヒー文化が根付いていますが、日本とは違った飲み方があるのも面白いところです。

Cộng Cà Phêはベトナムで店舗を展開するカフェチェーンで、ココナッツコーヒーは代表的なメニューの一つです。

ハノイを訪れたら、ぜひ一度試してみる価値があると思います。

105分のスパを予約。最初に希望した店舗は満席

夕方17時からは、事前に予約していたスパへ向かいました。

利用したのは「Orient & Flora by Orient Spa」。

今回予約したのは、ボディマッサージ75分とフットマッサージ30分の、合計105分のコースです。

料金は1人69万ドン、日本円で約4,500円でした。

実は当初、トレインストリート店で17時の予約を希望していました。

ところが、予約のやり取りを進めると、17時の枠は満席なので16時に変更できないかという連絡がありました。

こちらとしては17時の方が都合がよかったため、別店舗で対応できないか確認してもらいました。

結果、22 Au TrieuにあるOrient & Floraで17時からの予約が確定しました。

希望する店舗と時間が必ずしも空いているとは限らないので、予定が決まっている場合は早めの予約がおすすめです。

オイルと温かい石を使った施術。料金を考えると満足度は高い

105分という時間は、なかなか長いコースです。

ボディマッサージに加え、フットマッサージもあり、ゆっくり施術を受けられました。

オイルや温かい石を使った施術もあり、歩き疲れた身体にはありがたい内容です。

日本で同じような長時間のコースを受けようとすると、もう少し料金が高いことが多いと思います。

もちろん、スパは料金だけで評価するものではありません。

施術の技術、店内の清潔さ、予約時の対応、設備なども重要です。

今回の店舗は予約変更への対応も丁寧で、利用してよかったと感じました。

ハノイにはマッサージ店が数多くありますが、事前に施術内容と料金を確認して選ぶ方が安心です。

なお、チップの扱いも店舗ごとに異なる可能性があるため、予約時に料金に含まれるサービスを確認するとよいと思います。

最後の夕食はロッテセンターのPizza 4P’s

スパのあとは、ロッテセンター内の「Pizza 4P’s」へ。

20時に予約していました。

ベトナム旅行なのだから最後までベトナム料理を食べるべきかとも思いましたが、滞在中はすでにフォーやブンチャーなど、さまざまな現地料理を楽しんできました。

最後は少し違った料理を選んでみました。

ピザは生地や具材のバランスがよく、おいしかったです。

さらに印象に残ったのが、イカ墨リゾット。

クラムチャウダーなどもいただきましたが、どれも満足できる内容でした。

ベトナムの一般的な飲食店と比べると安いお店ではありません。

それでも、料理の質を考えれば納得できるレストランでした。

Pizza 4P’sはベトナムで生まれたピザレストランチェーンで、日本人が創業に関わったことでも知られています。

ベトナムでピザというのは少し意外でしたが、現在のベトナムの外食文化の一面を感じられるお店でした。

ノイバイ国際空港へ。帰国便は深夜1時15分発

夕食を終えたら、ホテルで荷物を受け取り、ノイバイ国際空港へ向かいます。

帰国便はベトジェット航空のVJ938便。

現地時間10月12日午前1時15分発、関西国際空港には日本時間7時45分到着予定です。

利用するのは国際線の第2ターミナルです。

今回は空港で買い物をする予定がなく、チェックインや保安検査を終えたらラウンジで休むことにしました。

ただし、深夜便でも受託手荷物の預け入れや出国審査があるので、空港到着には余裕を持つ必要があります。

プライオリティ・パスのラウンジは料理が充実

プライオリティ・パスで利用できるラウンジに入りました。

料理や飲み物の種類は充実している印象です。

ただし、直前にPizza 4P’sで夕食を食べているため、ほとんどお腹が空いていません。

こうなると、ラウンジで食事が充実していても、あまり意味がありません。

次回からは、空港ラウンジを利用する予定があるなら、夕食の時間や量も考えた方がよさそうです。

シャワールームは期待ほど快適ではなかった

今回、ラウンジで特に利用したかったのがシャワーです。

深夜便に乗る前に汗を流しておきたかったのです。

ところが、シャワールームは少し使いにくい造りでした。

足元や着替えを置く場所が濡れやすく、落ち着いて身支度をするには不便に感じました。

日本の空港ラウンジのシャワールームをイメージしていたので、少し残念です。

もちろん、飛行機に乗る前にシャワーを使えるだけでもありがたいのですが、設備の快適さには差があります。

ラウンジ選びでは、シャワーの有無だけでなく、設備の使いやすさも重要だと感じました。

ベトジェット航空の深夜便は安いが、座席はかなり窮屈

帰国便はベトジェット航空を利用しました。

今回の航空運賃は約27,000円。

費用を抑えられたことは大きなメリットです。

ただし、実際に乗ってみると、やはりLCCならではの違いを感じました。

座席は前後の間隔が狭く、横幅にも余裕がありません。

また、今回利用した運賃では、飲食物は基本的に別料金です。

深夜便なので眠ってしまえばよいと思っていましたが、姿勢を変えるのも難しく、ほとんど眠れませんでした。

価格だけを見れば魅力がありますが、長時間の移動では快適さも重要です。

特に深夜便の場合は、機内で十分な睡眠を取れるかどうかが、翌日の疲労に大きく影響します。

次回同じような便を選ぶなら、追加料金を払って足元の広い座席を指定するか、航空会社自体を比較する価値があると思いました。

関空から特急はるかで帰宅

10月12日の朝、関西国際空港に到着しました。

関空からは特急はるかで大阪方面へ向かい、その後、地下鉄などを乗り継いで帰宅しました。

往路はANA、復路はベトジェットという組み合わせでしたが、同じ空の移動でも快適さには大きな違いがありました。

航空券を選ぶときには、価格だけでなく、出発時刻、到着時刻、ラウンジ、座席、荷物の条件なども比較する必要があると思います。

ハノイ旅行を終えて。観光だけでは見えない魅力があった

今回の旅行では、ハノイ市内の歴史的建造物、ハロン湾、ニンビンの世界遺産を訪れました。

どこも印象に残りましたが、旅の最後に訪れたギフトショーも、非常に面白い体験でした。

ベトナムというと、観光地の美しさやバイクの多さ、食事の安さといったイメージが先に浮かびます。

しかし、実際に訪れてみると、歴史、ものづくり、現地企業の成長、食文化など、さまざまな面が見えてきます。

交通事情には驚きましたし、歩き過ぎて疲れた日もありました。

花火大会の大混雑に巻き込まれ、なかなかGrabを呼べなかったこともありました。

それでも、現地で出会った人から教えてもらった場所を訪れたり、知らなかった歴史や文化に触れたりすることができました。

観光地を予定通りに巡ることだけが旅行の楽しさではないのだと、改めて感じました。

次にハノイを訪れる機会があれば、今度は少し予定を減らして、街のカフェでゆっくり過ごす時間も作ってみたいと思います。

よく歩き、よく食べ、よく驚いたハノイ旅行でした。

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