日本100名城制覇を目指していると、ときどき発生するのが「城を取るための短期遠征」。
今回は伊丹空港から成田空港へ飛び、レンタカーで佐倉城へ。そのまま水戸まで移動して1泊し、翌日は水戸城、弘道館、偕楽園、千波湖、常磐神社、そして鹿島神宮まで巡る1泊2日の旅です。
結論から言うと、かなり欲張りました。
観光地をただ数多く回るより、一つひとつをもう少しじっくり見たかったという反省も残った旅。
特に2日目は水戸城周辺が想像以上に見応えがあり、予定していた水戸蕎麦も大洗磯前神社も断念することになりました。
ただ、こうした「予定通りにいかなかったこと」まで含めて旅。
次に同じエリアを訪れるときの宿題もできました。
今回の1泊2日ルート
| 日程 | 主な行程 |
|---|---|
| 1日目 | 伊丹空港 → 成田空港 → 佐倉城 → 水戸 → ランテルナマッサ → アパホテル水戸駅前 |
| 2日目 | 水戸城 → 弘道館 → 偕楽園 → 千波湖・常磐神社 → 鹿島神宮 → 成田空港 → 伊丹空港 |
伊丹空港からANAで成田へ
今回はANAを利用。
往路はANA2178便、伊丹14時05分発、成田15時30分着。
復路はANA2177便、成田17時35分発、伊丹18時55分着でした。
往復航空券は76,140円。
成田空港到着後はレンタカーを借りて、最初の目的地である佐倉城へ向かいます。
レンタカー代は6,470円でした。
最初の100名城は佐倉城
今回最初の目的地は千葉県佐倉市の佐倉城。
天守や櫓が残るタイプの城ではありません。
だからこそ印象に残るのが、大きな土塁と空堀。
佐倉城は江戸時代初期に土井利勝によって整備された平山城で、現在は建物こそほとんど残っていないものの、土塁や空堀など城の地形が良好に残っています。千葉県では唯一、日本100名城に選ばれている城です。

派手な天守を見る城旅とは違い、
「ここをどう攻めるのか」
「この堀をどう突破するのか」
などと想像しながら歩くタイプの城。
100名城巡りをしていると、こういう“土の城”の面白さも少しずつ分かってきます。
夜は水戸の「ランテルナマッサ」へ
佐倉城から水戸へ移動。
この日の夕食は、水戸のイタリアン**ランテルナマッサ(LanternaMassa)**を予約していました。
到着時間がかなりギリギリになり、そのままレンタカーで店へ向かうことに。
当然ながら運転担当の私はノンアルコール。
妻はワインを楽しみます。
これが少々悔しい。
ランテルナマッサは、茨城を中心とした季節の食材を使ったイタリア料理を提供する完全予約制のお店で、ワインとのペアリングも特徴の一つです。
実際に料理をいただいてみると、
「これはワインと合わせたら絶対に楽しいだろうな」
と思わせる皿が次々と登場。
魚介、野菜、肉、パスタまで、食材の組み合わせが面白く、和食を思わせる繊細さもありました。
手書きのメニューには、本マグロ、奥久慈卵、白子、アスパラ、ピセッリ、スペック、トマト、バジル、リコッタチーズなど、さまざまな食材が並びます。

見た目も美しく、少量ずついろいろ楽しめるので、最後まで飽きません。
料理代は2人で24,200円。
今回に関しては、「車で直接行った」ことだけが失敗。
再訪するならホテルに車を置いて、2人ともワインを楽しみたいところです。
https://tabelog.com/ibaraki/A0801/A080101/8002607/
宿泊はアパホテル水戸駅前
宿泊はアパホテル水戸駅前の禁煙ツイン。
宿泊代は16,300円。
今回はホテル滞在そのものを目的にした旅ではなく、100名城巡りがメイン。
こういう旅では、駅近で移動しやすく、必要十分なホテルを選ぶのもありだと思います。
食事にお金をかけ、ホテルは比較的シンプルに。
旅によってお金をかける場所を変えるのが我が家のスタイルです。
2日目は水戸城からスタート
翌朝は水戸城へ。
ここが今回の旅で最大の計算違いでした。
「城跡を見て、弘道館を見ればそれほど時間はかからないだろう」
くらいに考えていたのですが、実際には見どころが点在しています。
復元された水戸城大手門に加え、二の丸角櫓と土塀も整備されており、二の丸角櫓は内部も見学できます。大手門は2020年、二の丸角櫓は2021年に復元されました。
青空の下に白壁と木造の大手門。
想像していた以上に「城へ来た」という雰囲気があります。
そして水戸城を見るなら、すぐ近くの弘道館を外すわけにはいきません。
弘道館は想像以上に面白い
弘道館は、水戸藩第9代藩主・徳川斉昭が1841年に開設した藩校。
儒学や歴史だけでなく、武芸、医学、天文学など幅広い教育が行われた、日本最大規模の藩校でした。
徳川慶喜が幼少期に学び、大政奉還後に謹慎生活を送った場所でもあります。正門・正庁・至善堂は国の重要文化財です。
城だけを見るつもりで来ても、ここは飛ばさない方がいいと思います。
建物そのものの美しさに加えて、
「幕末の水戸藩では、ここでどんな人材を育てようとしていたのか」
という背景を知ると、水戸城を見る目まで変わってきます。
結果、水戸城と弘道館で予定時間をかなりオーバーしました。
偕楽園と千波湖へ
続いて偕楽園へ。
偕楽園は徳川斉昭によって1842年に開園された日本三名園の一つ。
実は弘道館と偕楽園は別々の施設というより、「学ぶ場所」と「心身を休める場所」という一対の思想で造られています。
先に弘道館を見てから偕楽園へ行くと、この関係が分かりやすい。
梅で有名な場所ですが、梅の季節以外でも庭園を歩くだけで十分楽しめます。
すぐ近くには千波湖。
周囲約3kmの湖で、現在は市民の散歩やジョギングの場所として親しまれていますが、かつては水戸城を南側から守る天然の堀としての役割も果たしていました。
旅先でこうした歴史と現在の街がつながる場所を見るのは面白いものです。
常磐神社にも立ち寄りました。
水戸蕎麦と大洗磯前神社は断念
本来ならこのあと、
水戸で蕎麦を食べて、
大洗磯前神社にも行く予定でした。
ところが水戸城周辺で予想以上に時間を使ってしまいました。
帰りの飛行機は成田発17時35分。
さらに鹿島神宮も残っています。
さすがに全部回るのは無理。
水戸蕎麦と大洗磯前神社は次回へ持ち越すことにしました。
旅行計画を作るときにはついGoogleマップの移動時間だけで考えてしまいますが、水戸城・弘道館を歴史好きがきちんと見るなら、時間は多めに取った方がいいと思います。
これは今回最大の教訓でした。
最後は鹿島神宮へ
最後に向かったのが鹿島神宮。
ここは今回、個人的にかなり楽しみにしていました。
以前、知人から、
「鹿島神宮には鹿がいるぞ」
と聞いていたからです。
その知人が鹿島神流の古武道をやっていたこともあり、鹿島神宮が武道と深い関係を持つ場所だということも以前から聞いていました。
鹿島神宮の御祭神は武甕槌大神。
中世以降は源頼朝や徳川家康など武将からも崇敬され、武神として信仰されてきました。現在も鹿島神宮では日本古武道交流演武大会が開催されています。
そして本当に鹿がいました。
鹿島神宮では鹿は単なる観光用の動物ではなく、神の使いとして大切にされています。
国譲り神話で鹿の神が武甕槌大神に天照大御神の命を伝えたとされることが、その由来です。
奥参道の大きな杉に囲まれた雰囲気も良く、本来なら奥宮や御手洗池まで、もっとじっくり歩きたい場所でした。
しかし、この日は時間切れ。
成田空港へ向かわなければなりません。
ここも再訪候補です。
100名城旅は「詰め込みすぎない」が正解かもしれない
今回の目的だった佐倉城と水戸城は無事に訪問。
日本100名城制覇へ、また少し前進しました。
一方で、
水戸蕎麦は食べられず、
大洗磯前神社にも行けず、
鹿島神宮も駆け足。
そしてランテルナマッサでは私はワインを飲めず。
なかなか宿題の多い旅になりました。
でも、意外とこういう旅の方が記憶には残ります。
「全部回れなかったから、また行く理由ができた」
と考えれば悪くありません。
次回は水戸をもう少しゆっくり歩き、大洗方面へ。
そしてできればランテルナマッサへは車を置いて再訪したいと思います。
今回かかった主な費用
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| ANA 伊丹-成田往復 | 76,140円 |
| レンタカー | 6,470円 |
| アパホテル水戸駅前 | 16,300円 |
| ランテルナマッサ | 24,200円 |
| 合計 | 123,110円 |
※上記はメモに残っている主な費用です。高速道路代、ガソリン代、拝観料、その他飲食費などは含めていません。