今回の秋田1泊2日ルート
| 日程 | ルート |
|---|---|
| 1日目 | 伊丹空港 → 秋田空港 → 久保田城跡 → 秋田市民市場 → 赤れんが郷土館 → なまはげ館 → 入道崎 → ゴジラ岩 → 鵜ノ崎海岸 → ANAクラウンプラザホテル秋田 |
| 2日目 | ホテル → 角館武家屋敷 → 抱返り渓谷 → 乳頭温泉郷・鶴の湯 → 田沢湖 → 秋田空港 → 伊丹空港 |
ANA特典航空券で伊丹から秋田へ
往路はANA1651便、復路はANA1656便を利用しました。
大阪-秋田は普通に航空券を買うと夫婦2人ではそれなりの金額になります。
そこで今回はANAマイルを使用。
旅行当時、大阪-秋田は国内線特典航空券の「301~800マイル区間」に該当し、レギュラーシーズンなら片道8,500マイルでした。
つまり、
1人往復17,000マイル
夫婦2人で34,000マイル
です。
航空券代を現金で払わずに済むので、今回の「なるべく安く遠くへ」という旅にはかなり相性がいい使い方でした。ANAは2024年10月27日以降、国内線特典航空券の必要マイル数を改定しており、大阪-秋田を含む301~800マイル区間のレギュラーシーズンは片道8,500マイルという設定でした。
1日目|秋田市内から男鹿半島へ
久保田城跡・千秋公園
秋田空港でレンタカーを借り、まず秋田市内へ。
最初に向かったのは久保田城跡です。
久保田城は秋田藩主・佐竹氏の居城だった城で、現在は千秋公園として整備されています。
大規模な天守が残るタイプのお城ではありませんが、秋田の城下町としての歴史を知ってから市内を回ると、その後の赤れんが郷土館なども少し違って見えてきます。
旅行では有名観光地だけを点で回るより、最初にその土地の歴史を少し見ておくのが結構好きです。
秋田市民市場で秋田らしい食を
続いて秋田市民市場へ。
魚介類だけでなく、すじこ、ハタハタ、きりたんぽ、稲庭うどん、いぶりがっこなど、秋田らしいものが並びます。実際、市場の公式ショップでもきりたんぽ、稲庭うどん、ハタハタなど秋田を代表する食品が扱われています。
ランチも秋田らしく、きりたんぽ鍋や稲庭うどんを。
旅行初日の昼から郷土料理を食べると、一気に「秋田に来た」という気分になります。
赤れんが郷土館
市内でもう一か所立ち寄ったのが、秋田市立赤れんが郷土館。
旧秋田銀行本店として建てられた建物で、赤煉瓦と白いタイルの外観だけでもかなり存在感があります。
明治42年に着工し明治45年に完成した建物で、現在は国の重要文化財。内部も旧銀行らしい重厚な造りが残っています。
秋田市中心部の観光はこのあたりで切り上げ、ここから男鹿半島へ向かいます。
なまはげ館|男鹿まで来たらここは外せなかった
男鹿半島で一番「秋田に来た感」があったのが、やはりなまはげ館でした。
各地域で実際に使われてきた、さまざまな表情のなまはげ面が並んでいます。
ただ展示を見るだけでも面白いのですが、個人的には隣接する男鹿真山伝承館のなまはげ実演まで見た方が印象に残りました。

古い民家の中で、なまはげが家に入ってくるところから一連のやり取りを再現。
写真で見るなまはげとはかなり違い、声や足音まで含めて体験すると迫力があります。
現在も、なまはげ館と男鹿真山伝承館はセットで見学できるようになっており、それぞれの所要時間の目安は約30分と案内されています。
入道崎|男鹿半島らしい開放感
なまはげ館からさらに男鹿半島を北へ走り、入道崎へ。
男鹿半島の西北端、北緯40度線上にある代表的な景勝地です。
海と草原が一気に広がり、ここは写真よりも現地で見た方が気持ちいい場所でした。
観光地を次々回る旅ですが、こういう広い場所に来ると少し時間を取ってぼーっとしたくなります。
ゴジラ岩にも寄り道
男鹿半島の海岸線を走る途中で、ゴジラ岩にも立ち寄りました。

名前を知らなくても、岩を見ると確かに「ああ、ゴジラだ」と分かります。
男鹿市の公式観光サイトでも代表的な奇岩として紹介されていて、特に夕暮れ時にはゴジラが火を吹いているようなシルエットになることで知られています。
今回は夕焼けのタイミングではありませんでしたが、男鹿半島ドライブの途中で短時間立ち寄るにはちょうどいいスポットでした。
鵜ノ崎海岸|「秋田のウユニ塩湖」に挑戦
そして個人的に写真を撮ってみたかったのが鵜ノ崎海岸。
「秋田のウユニ塩湖」と呼ばれることがあります。

遠浅の海岸で、穏やかな天候と潮の状態が合うと水面が鏡のようになり、空や人の姿が反射します。公式観光サイトでも「秋田のウユニ塩湖」と紹介されています。
ということで、こちらもウユニ塩湖っぽい写真を狙って頑張ってみました。
ただ、これがなかなか難しい。
現地で見ると水面への反射がなんとなく分かって、「おお、確かにそれっぽい」と思うのですが、写真にすると期待していたほどきれいには写りませんでした。
これは天気、風、潮位、光の方向などがかなり影響するようです。
旅行サイトの口コミでも、穏やかな天候の時には鏡のような景色が見られる一方、条件によって見え方がかなり変わるという感想が見られます。
個人的には、写真より実物の方が「ウユニ感」が分かる場所でした。
ANAクラウンプラザホテル秋田|2食付きで24,565円
男鹿半島から秋田市内に戻り、この日の宿はANAクラウンプラザホテル秋田。
予約したのは、
【1泊2食付】ホテル最上階レストランでシェフこだわりの料理を愉しむ夕食&朝食ブッフェ
というプラン。
部屋は「お部屋タイプお任せ」のスタンダードルームです。
料金は、
夫婦2人で24,565円
でした。
夕食と朝食の2食が付いてこの価格だったので、今回の旅ではかなりコストパフォーマンスが良かった部分です。
男鹿半島を一日走り回った後なので、チェックインしてから再び飲食店を探して出掛ける必要がないのも楽でした。
夕食はホテル最上階のレストランでブッフェ。
翌朝も同じくブッフェなので、しっかり食べて2日目に備えます。
ANAクラウンプラザホテル秋田は朝食に対する口コミ評価が比較的高く、宿泊者からも秋田の郷土料理や品数の多さを評価する声が見られます。
2日目|角館から乳頭温泉郷へ
朝食を済ませたら早めにホテルを出発。
2日目は秋田市内から東へ向かい、角館・抱返り渓谷・乳頭温泉郷・田沢湖を回ります。
この日は1日目以上に移動距離があるので、朝から動きます。
角館武家屋敷|みちのくの小京都を散策
最初は角館武家屋敷通り。
黒板塀と武家屋敷が並ぶ町並みは、ここだけ空気が少し違います。
角館の城下町は1620年に造られ、その後は佐竹北家の城下町として発展しました。現在も武家屋敷が並ぶ「内町」には江戸時代末期の屋敷割や門、蔵などが残っています。
桜の時期が有名ですが、紅葉の季節も黒板塀との組み合わせがよく合います。
派手な観光スポットというより、町を歩くこと自体を楽しむ場所でした。
抱返り渓谷|紅葉と青い渓流
角館から車で向かったのが抱返り渓谷。

紅葉の残る山と渓流の組み合わせがきれいでした。
抱返り渓谷は「東北の耶馬渓」とも呼ばれ、青い渓流と原生林、滝で知られる場所です。特に新緑と紅葉の名所として紹介されています。
旅行前は正直、角館と乳頭温泉の間にあるから寄ってみよう、くらいの気持ちでした。
ところが実際に行くと景色がかなり良く、秋にこのルートを走るなら入れてよかった場所の一つです。
乳頭温泉郷・鶴の湯|「秘湯」という言葉が一番似合った場所
今回の秋田旅行で、特に印象に残ったのが乳頭温泉郷・鶴の湯です。
有名な温泉なので写真では何度も見ていました。
それでも実際に山の中へ入り、古い建物が見えてくると想像以上に雰囲気があります。
新しい温泉ホテルとは完全に逆方向。
古い木造建築、山の空気、乳白色のお湯。
「秘湯」という言葉をそのまま形にしたような場所でした。
鶴の湯については旅行サイトの口コミでも、乳白色の湯そのものだけでなく、昔ながらの湯治場の雰囲気を高く評価する声がかなり目立ちます。
混浴露天風呂も鶴の湯の特徴の一つですが、女性専用の露天風呂もあります。混浴が気になる人は、事前に浴場の構成を確認しておいた方がいいと思います。
観光地をたくさん詰め込んだ今回の旅行ですが、ここだけは少し時間の流れが変わる感じがしました。
田沢湖|最後は静かな湖へ
鶴の湯から山を下り、最後は田沢湖へ。

この日は湖面がかなり静かで、対岸の山が水面に映っていました。
田沢湖は水深423.4mで、日本一深い湖。
周囲約20kmのほぼ円形の湖で、天候が穏やかな時には鏡のような湖面を見ることもできます。
男鹿半島の荒々しい海岸線を見た前日とは対照的。
同じ秋田でも景色がかなり違うのが面白いところでした。
田沢湖を後にして秋田空港へ戻り、ANA1656便で伊丹空港へ。
これで1泊2日の秋田旅行は終了です。
今回の旅行費用
今回の大きな固定費は次のとおりでした。
| 項目 | 夫婦2人分 |
|---|---|
| ANA往復航空券 | 0円+34,000マイル |
| ANAクラウンプラザホテル秋田・夕朝食付き | 24,565円 |
| レンタカー1泊2日 | 9,994円 |
| 合計 | 34,559円+34,000マイル |
これにガソリン代、飲食代、各施設の入館料などが加わります。
それでも、夫婦2人で伊丹から秋田まで飛び、ホテル2食付き+レンタカーまで含めて基本部分の現金支出は3万5,000円弱。
マイルを旅行に使うメリットをかなり感じた旅でした。
1泊2日で実際に回って感じたこと
このルートは、のんびり旅というよりレンタカーで効率よく秋田を見て回りたい人向けです。
1日目を秋田市内+男鹿半島、2日目を角館+田沢湖・乳頭温泉方面に分けたことで、地図上でも比較的無駄の少ないルートになりました。
特に感じたのは、秋田ではレンタカーがあると行動範囲が一気に広がること。
男鹿半島と乳頭温泉郷の両方を1泊2日で回るなら、レンタカーとの相性はかなりいいです。
反対に注意したいのは、秋から冬にかけての日没の早さ。
男鹿半島の海岸線も、抱返り渓谷や乳頭温泉周辺も、明るいうちに回りたい場所なので、朝は少し早めに動いた方が余裕があります。
まとめ|マイルを使って「安く遠くへ」
今回の秋田旅行は、
「なるべく安く、でも遠くへ行ってみよう」
というところから始めました。
ANA特典航空券で航空券代を抑え、1万円以下のレンタカーを借り、ホテルも2食付きで2人24,565円。
その一方で、
なまはげ、男鹿半島の海岸線、角館の武家屋敷、紅葉の抱返り渓谷、乳頭温泉郷の鶴の湯、田沢湖と、1泊2日とは思えないくらい違った秋田を見ることができました。
中でも印象に残ったのは、鵜ノ崎海岸の「写真ではなかなか伝わらないウユニ感」と、鶴の湯の圧倒的な秘湯感。
写真映えだけでは分からないものがあるのも、実際に旅に出る面白さだと思います。